仙道清春/VitaminX 「補習、始めまーす!」 「・・・・」 「え、寝てるの?マジですか」 「・・・・」 「ったくもー補習だってのに寝るなんて良いご身分ですことーっ!」 「・・・・」 「反応なし、か。いいやいつも悪戯されてる分仕返ししちゃおーっと!」 「・・・・」 「きゅきゅきゅっと。・・・・・でーきたっ!こうしてじっくり見ると意外に寝顔は可愛いかもーまぁ顔はいいからね、顔は」 「・・・・」 「なんか寂しくなってきたー・・・私も少し休憩しよーかな」 「・・・・」 「・・・・・・・くー・・・」 * 「あアン?いつのまにか寝てたみたいだぜェ・・・ってオイオイオイ!」 「・・・・」 「この俺サマの補習を放っておいてオヒルネか?マジかよ!」 「・・・・」 「いつもはぎゃーぎゃーうるせェくせに静かだと意外に暇なもんだなァ」 「・・・・」 「寝てる間に悪戯ってのも悪くねェ!寝てるオマエが悪いっと!」 「・・・・」 「きゅきゅきゅっ。・・・・サイコーだぜ、キシシシッ!ハッ、安心して寝てやがる!たまにはこんな表情もいいかもなァ、たまには」 「・・・・」 「やっぱり静か過ぎるってのもつまらねー!!起きろ、ブチャ!!」 * 「・・・・っは!いつのまにか真剣に寝てしまってた!」 「よーやく起きたか女教師チャンー!俺サマもう帰るぜェ」 「えっ、もうそんな時間?!ありえない!!って・・・ブッ!」 「・・・?どーかしたかァ?」 「(そうだ、悪戯したんだった!)え、ううん!なんでもなーい」 「(間抜け面も笑えるぜェ!)ぶちゃ!家帰ってからが楽しみだなァー」 「・・・?え、何が?」 「んーにゃ、何でもないぜェ。じゃーなぁー。ケケケッ」 「あ、うん!ばいばい。明日こそ補習よ補習!」 その後二人が鏡を見て叫んだのは言うまでもない。 (聖帝の悪魔!鬼!!) (聖帝のド根性馬鹿教師!) 「きーよーはーるーくーんー!!!!!!!やったなっ!!!」 「覚えてろよ!俺サマに悪戯しかけんなんて100万年早ぇんだよっ!!!!」 七瀬瞬/VitaminX 「なぁ、先生」 「なぁに?」 「先生って何歳なんだ?」 「えーレディに歳聞くかー?普通」 「そこでレディーとか言ってる時点でちょっとおかしい」 「お、おおおおおかしい?!失礼っ!!」 「実際のところどうなんだ?」 「えー・・・何歳に見える?」 「・・・・中学生」 「・・・むきーっ!!ちゅーがくせい?!それ瞬くんより年下じゃん!」 「いや・・精神年齢的にそう見える」 「大体、中学生が高校生教えるってどうよ!プライドずたずたじゃんか!」 「先生なら、それくらいありかと思って」 「・・・まぁね!私は永遠のセブンティーンだから!!ふふん」 「それは、苦しいと思うぞ」 「うがーっ!苦しくないもん!よゆーだもん!おとなのよゆーってやつだし!」 「・・・・」 「なぜそこで黙る!そんな事言うなら瞬くんだって主夫じゃん!」 「別にそれは関係ないだろう!」 「ま、確かにねー家事できるってのはポイント高しですからね!!」 「・・・先生もそう思うのか?」 「は?私?そりゃもちろんよ!むしろ大歓迎だから!」 「・・・そうか、ならいいんだ」 「って何満足げに頷いてるの!ほら、早く続きの問題やって!」 「仕方がないな・・・はぁ」 「ほら、終わったらこのクリームパンあげるからさ。頑張れ!」 「本当か?!それは本当だな、先生!!」 「はーい、早く終わらせないとクリームパンは減ってゆきますー」 「な、ちょっと待て!お、オレのクリームパンを食うな!!」 「はいはい、頑張れー。あーうまいこのクリームパン(むしゃむしゃ)」 |