ゼロアワー(120401~)



宮ノ杜出版社から今月最新のお伽噺のお届けです!
四月のラインナップはこちら!



お伽噺一
恩返しするよ!と言われていきなり押しかけられたけれど、 別に恩返しできるような特別なスキルもないのに、なんか無駄に面倒な事をして、他の兄弟にもいろいろ邪推されたりして 余計に面倒くさい事になったと頭痛の種が増えるけれど、でもどうしても帰れとは言えなくて結局良い様に使われてしまう けれど、まぁそれもいいか、なんて悟りの境地に入ってきてしまう長男のお話。


お伽噺三
本当はすごく魅力的な事を知っているけれど本人のやる気が なさすぎてこのままだと嫁に行けないという窮地に追い込まれる女の子を、どうにかして着飾らせて、やす田にいれてみた ところ人気が出まくってしまい、なんだかさみしいような、ちょっと置いてきぼりを食らったような気持ちになり、 なんか今更ながらに自分の気持ちに気付き、後悔しつつもアプローチを掛ける事に決めた三男のお話。


お伽噺四
いきなり家を暗殺者とかいう人に襲撃されて、 しかし自分が危害を加えられたというより、むしろ家を爆弾砲撃などで失くしたという彼女の事情を 仕事で聞いている内に、なんか気になる様になってきて、彼女の住む家を探したり、職も見つけてきて あげたりしてなんだかんだで会うようになってきたなぁ、と考えた時にあれ?とか思うけれど、 彼女にも本当に優しい警察官さん、なんて言われてしまってこの優しさには裏があるんですよ、なんて 言えずに悶々とするしかない四男のお話。


お伽噺五
ある朝、庭に出てみるといきなり空から女の子が振って来た―!
しかし落ちてきた衝撃はかなり激しかったのに、まったくもって目を開けない。
打ち所が悪かったのかなと焦って医者に見せたけれど、これは寝ているだけですな、と すげなく言われてしまい、どうする事もできないのでベットに寝かせたものの、寝てばかり、というか一向に目覚める気配がない。 その子をとりあえず寝かせて、日常をなんとも言えず過ごす五男のお話。 



お伽噺六
自分より年上の彼女が少し気になってて、しかし背の高さが すごい気になってて、その差を埋めようと努力していたのに、屋敷の整理をしている時に小槌が上から落ちてきてそれを 頭に見事ヒットさせてしまった彼女があっという間に自分よりも小さくなってしまって、動揺しつつもそれを 悟られないようにしながら内心とっても嬉しさを隠しきれない六男の話。















































































「俺の小話がないだと!!!???そこへなおれ!叩っ斬ってやる!!」
「わーーー!ちょ、ここで暴れないでくれる?!俺たちだってないんだから、ねぇ!正兄さん」
「なるほど、いつもちょくちょく出ている人は書かれてないみたいですね」
「やったー!そうだったんだ!四月馬鹿限定だね!」
「馬鹿じゃないの、いつも優遇されてないって自分で言ってるようなものじゃん」
「もー!すぐにそうやって言う!嬉しいくせに」
「はぁ?ほんとそう言う事言うの止めてくんない?!」
「あーはいはい、喧嘩しないの」
「勇兄さんのお話はこちらゼロアワーの”お伽噺は林檎から”で絶賛更新中という事ですので、それで・・・!」
「なるほど最初から読み直さぬ奴らは、斬られても仕方がないという事だな」
「いやだから待て、大佐。どうしてそうなる!?」
「進っ!!その手に持った軟弱な本はなんだ!!!」
「えっ、いや、これ朝一番で買った御杜さんの本で・・・・あああ!勇兄さんーーっ!!」
「はぁ・・・子供はどっちだか」
「えー俺、もう一回自分の小話読んでこよーっと。でへへ〜」




そんなこんなでエイプリルフールでした!